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 米国に来年1月、共和党のトランプ政権が誕生する。公職経験の無いトランプ氏(70)は反グローバリズムや排外主義的な発言を繰り返し、共和党主流派とも距離を置き、「反既成政治」を訴えて勝利した。どんな政策をどういう布陣で進めるのか。手がかりが少ない中、同氏が選挙中にぶち上げた「100日行動計画」と選挙を支えた陣営「チーム・トランプ」から、その針路を読み解く。

 「友人で同盟国である米国との関係を強化していく」。メキシコのペニャニエト大統領は9日、トランプ氏との電話会談後、記者会見を開き、緊張した面持ちで語った。

 トランプ氏はメキシコからの移民を批判し、国境に壁を造ると主張してきた。同氏の勝利が確実になると、メキシコのメディアは「悪夢が現実になった」と報じるなど、国内に不安が広がっていた。

 ペニャニエト氏は電話会談で勝利を祝福した上で「未来のために信頼関係を築くことで一致した」と説明、不安の払拭(ふっしょく)に努めた。

 トランプ氏は9日未明の勝利宣言で「国家を再建し、アメリカンドリームを新たにする緊急の課題に取り組む」と語った。

 ただ、高速道路などインフラ整備や、経済成長を2倍にして「強い経済」を作ると訴えたが、具体的な政策には触れずじまい。「壁」など過激な発言も封印した。

 このため、各国の首脳は、トランプ氏の真意を探り出すかのように、こぞって電話をかけ、関係継続の言質を引き出そうと躍起になった。当のトランプ氏は会談について何も発信せず、電話した側の各国首脳の口から、トランプ氏の言葉が伝わるという状況だ。

 トランプ氏がどんな政策を進めるのかに注目が集まるが、その青写真が選挙戦最終盤の10月22日に発表した「100日行動計画」に示されている。

 リンカーン大統領が1863年…

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