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 人気のスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」でキャラクターを無敵状態にする不正ソフトを販売し、パズドラの制作元の業務を妨害したとして、神奈川県警は10日、横浜市西区のソフトウェア会社「インターナル」の代表取締役ら3人を組織犯罪処罰法違反(偽計業務妨害)などの疑いで逮捕し、発表した。3人は「業務妨害をした覚えはない」などと容疑を否認しているという。

 県警によると、組織的に業務を妨害したとする同法の偽計業務妨害容疑の適用は全国初という。

 逮捕されたのは、いずれも同社代表取締役の石田渉(40)=東京都港区=、藤井あかね(35)=横浜市神奈川区=、同社プログラマー周游(33)=東京都世田谷区=の各容疑者。

 発表によると、3人は2014年、同社が作った不正ソフト「ゴーストルーター」を購入し使った男ら2人に、パズドラのサーバーコンピューターに偽の情報を送信させ、パズドラ制作元のガンホー・オンライン・エンターテイメントの業務を妨害した疑いがある。このソフトを使うと、課金を免れ、有利にゲームを進めることができるという。

 県警は6月、ゴーストルーターを使ったとして、男4人を偽計業務妨害容疑で書類送検している。

 インターナル社は2013年8月から翌年2月までの間に約4万本のゴーストルーターのデータをネットなどで販売し、約6千万円を売り上げたという。

 ゲームのセキュリティーに詳しいサイファー・テックの井上直人さん(40)は、「ゲームで不正をするソフトを使うだけで立件されることがある。スマホゲームの利用者は若年層が多いので、保護者は子どもが罪の意識もなく利用してしまわないように注意して」と呼びかける。(天野彩)