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 栃木県下野市薬師寺の自治医科大学付属病院で10日、乗用車が正面玄関付近に突っ込み、女性が死亡した事故で、車を運転していた茨城県古河市中田の無職小久保益男さん(84)が栃木県警に「(病院の)駐車場で意図せず、アクセルを踏んでしまった」と話していることが11日、捜査関係者への取材でわかった。県警は誤ってアクセルを踏んで突っ込んだ可能性があるとみて、事故原因を調べている。

 事故前に、正面玄関前にある病院の駐車場から小久保さんの車が出てくるのを目撃した女性(40)によると、「車が駐車場の出口のバーに当たり、バーを押して急に出ていった」という。県警によると現場にブレーキやスリップの跡はなく、何らかの運転ミスが原因とみて、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いも視野に事情を聴いている。

 事故は10日午後2時5分ごろ、病院の敷地内を走っていた車が正面玄関脇のバス停に突っ込み、ベンチに座っていた女性(89)をはねた。女性は頭を強く打って間もなく死亡し、避けようとした別の女性2人も重軽傷を負った。運転していた小久保さんも背骨が折れるけがをした。(吉田貴司、山下裕志)