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スーパー鳴動:下

 大手スーパー主導の再編が進めば、どの店も似た品ぞろえになりかねない。そこに目をつけ、店の個性づくりに一役買うビジネスが生まれている。

 大阪府北部の千里ニュータウンにある食品スーパー「阪急オアシス桃山台店」(大阪府吹田市)では、産直野菜が並ぶ「おひさん市」が人気の一角だ。「一生懸命野菜作り。食べてよ!山下栄子」。農家が販売を委託した野菜には作り手の写真やコメントが添えられている。「まずこの売り場に来る」という女性(84)は、「葉物は鮮度がよく、めずらしい野菜も出ていて楽しみ」と話す。

 阪急オアシスの約80店舗でおひさん市の仕入れを一手に引き受けるのが、ベンチャー企業の農業総合研究所(和歌山市)だ。

 農業総研が2008年、初めて設けた集荷場が和歌山県紀の川市にある。壁には、阪急オアシスなど有名スーパーの各店名を示す貼り紙が並ぶ。農家は午後2時ごろまでここに野菜を持ち込み、タッチパネルの端末で価格や売る店を入力する。打ち出されるバーコードを袋に貼ってコンテナに詰め、店名の貼り紙の前に積み上げておけば、翌朝には売り場に並ぶ仕組みだ。

 トマトを生産する農家、山下栄子さん(69)はこの日、「アイコ」と「トマトベリー」の2種類、計300袋を出荷した。似顔絵入りのラベルを貼り、1袋の値段と量のバランスも工夫する。「値段も自分で決められたら納得がいく。悩むのも楽しい」

 農業総研は6年前に阪急オアシ…

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