朝日新聞所蔵の10万枚以上の皇室写真からえりすぐりを紹介する「皇室写真館」は、100歳で逝去された三笠宮さまを特集します。

 「雄々しき澄宮殿下」と題した写真が、1926年5月、アサヒグラフの表紙を飾りました。澄宮(すみのみや)とは三笠宮さまの幼名。弓道の稽古をする勇ましい姿が映し出されています。アサヒグラフのために特別に撮影を許可された、珍しい写真です。

 三笠宮さまは戦時中、皇族軍人として活動されました。急勾配の坂を馬で駆け上がったり、野戦電話で通信の実地訓練をしたりする貴重な写真が残されていました。

 戦後はオリエント史の研究者として知られました。オリエント文明の研究でイランの遺跡を見学。東京芸術大学で教壇に立ち、古代オリエント美術史を学生たちに講義しました。皇族会の幹事の仕事で、横須賀線に乗るために切符を買う姿も。

 10月27日に三笠宮さまは亡くなりました。東京都文京区の豊島岡墓地で本葬「斂葬(れんそう)の儀」が営まれました。ここは過去にも皇族方の葬儀が行われた場所です。1951年6月、大正天皇の皇后だった貞明皇后の本葬時に撮影した写真を、最近撮影した写真とともに紹介します。変化したもの、残されているものを比較してご覧ください。

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