旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に伴う健康被害調査などに取り組んだ長崎大学名誉教授の長瀧重信(ながたき・しげのぶ)さんが12日、胸部動脈瘤(りゅう)破裂のため東京都内の病院で死去した。84歳だった。通夜は16日午後6時、葬儀は17日午前10時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻幸(ゆき)さん。葬儀委員長は佐々木康人・元放射線医学総合研究所理事長。

 東京大医学部卒。長崎大医学部長、放射線影響研究所理事長などを歴任した。長崎大時代に原爆被爆者の調査にあたり、その経験を踏まえてチェルノブイリ事故での支援活動や、茨城県東海村で起きたJCO臨界事故での周辺住民の健康管理にかかわった。

 東京電力福島第一原発事故では、内閣府の有識者会議「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」の共同主査として報告書をとりまとめた。