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 大手銀行7グループの2016年9月中間決算が15日でそろった。日本銀行のマイナス金利政策で貸し出しの収益が減り、最終的なもうけを示す純利益は4社が前年同期を下回った。7グループの純利益は計1兆4435億円で、前年同期より10・1%減った。

 マイナス金利政策で企業向けや住宅ローン金利が低下し、貸し出しなどで得られる資金利益は7グループすべてで減った。傘下銀行での本業のもうけを示す業務純益は5グループが減った。消費者ローンが堅調だった新生銀行と、子会社からの特別配当があった三井住友フィナンシャルグループ(FG)は前年を上回った。

 純利益は、りそなホールディングス(HD)と三井住友トラストHD、あおぞら銀行の3グループが増益だった。りそなは不良債権に備えた引当金が減って戻り益となり、三井住友トラストは保有株式の売却益が出た。あおぞらは、地域金融機関向けの運用商品の販売が増えた。

 17年3月期の見通しは、純利益で5グループが減益を予想し、7グループ合計では前年比5・1%減の2兆5850億円を見込む。みずほFGの佐藤康博社長は「(トランプ米次期大統領の政策など)下期の市場の不安定要因を考えると、いまの段階で業績の上ぶれを約束するのは難しい」と話す。(土居新平)