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「トランプ王国」を行く:13 @オハイオ州ウォーレン

 ドアをノックすると、ぶっきらぼうな返事が飛んできた。

 「ドアは開いているぞ。靴も脱がなくていいぞ」

 3月25日、オハイオ州トランブル郡ウォーレン。ジョセフ・シュローデンさん(62)=写真①=は郊外の一軒家で、おなかを突き出してソファで横になっていた。

 居間のテレビからトランプ氏のだみ声が流れる。「米国は負けてばかりだ。最後に勝ったのはいつだ?」「私が大統領になれば雇用を取り戻し、米国は再び勝ち始めるぞ」

 シュローデンさんは握りしめたリモコンで、演説に相づちを打つかのように、おなかをペンペンとたたいている。

 ウォーレンは、かつて製鉄業や製造業で栄えた「ラストベルト(さび付いた工業地帯)」と呼ばれるエリアにある=写真②。人口4万人。シュローデンさんも、地元の製鉄所で38年以上働いた元鉄鋼マンだ。愛称はジョー。

 数時間ほど前。私は地元の共和党幹部と喫茶店で面会し、「トランプ氏の支持者を紹介して欲しい」と頭を下げていた。すると、この幹部は携帯を取り出し、「ジョー? 日本のジャーナリストが会いたいって言っているけど、今日は大丈夫? あ、そう、じゃあ午後2時ぐらいに行くと思うから」と電話を切った。

 教えられた住所を訪ねると、ジョーの自宅だった。

 初対面なのに、それらしいあいさつもない。正面のソファにどうぞと言われ、静かに座った。

 ジョーはテレビを見ながら、「…

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