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 黄檗(おうばく)宗「安城寺」(松山市)の男性住職らが、大阪市内の不動産会社に施設の建て替え計画を持ちかけ、1億5千万円の融資を受けたにもかかわらず、計画は実現していないうえ、金利の支払いや返済が滞っていることがわかった。大阪地検特捜部もこうした経過を把握しており、17日、境内にある住職の自宅など関係先を家宅捜索した。

 関係者によると、不動産会社は数年前に契約した際、住職側の要請で寺の土地建物への担保設定は見送った。その代わりに期限内に返済されなかった場合、寺の土地建物で代物弁済することになっていた。ところが対象の不動産はこの住職が関係する別の寺に寄付されていたという。

 特捜部は建設計画に携わった関係者らから事情を聴くとともに、押収した資料を分析し、詐欺容疑などでの立件の可否を判断するとみられる。