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 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は17日、米大統領選終了後の1週間で有料読者が4万1千人増えたと発表した。大統領選で勝利したトランプ氏はツイッターで、「何千もの購読者を失っている」と同紙を批判してきたが、実際には逆の傾向という。

 NYTによると、今回の購読者の増加は、デジタルニュースへの課金を2011年に始めた時以来の伸びという。投開票日の8日から3日間の閲覧者数も記録的で、購読者増に結びついたとみている。最高経営責任者(CEO)のマーク・トンプソン氏は「前例のない、購読者数の伸びを喜んでいる」とコメントした。

 同紙が2日に公表した四半期決算によると、9月末のデジタル有料読者は約130万人だった。

 トランプ氏は13日、NYTについて「『トランプ現象』についての非常に不正確な報道の結果、何千もの購読者を失っている」とツイート。その後も「落ち目のニューヨーク・タイムズ」などと、名指しで批判を繰り返している。米メディアによると、大統領選が終わってから調査報道専門のNPO「プロパブリカ」への寄付なども急速に増えているという。(ニューヨーク=中井大助