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 南米と北米の両大陸を中心に広がっていたジカウイルス感染症(ジカ熱)について、世界保健機関(WHO)は18日、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」の解除を決めた。2月1日から9カ月あまりでの解除だが、「重要な課題であることに変わりはなく、集中的な取り組みが必要だ」と強調した。

 18日に専門家委員会が開かれ、デイビット・ヘイマン委員長は「緊急事態ではなくなったが、(ジカ熱は)WHOが取り組む優先課題だ。専門的な助言機関をつくって対応を続ける」とした。

 WHOなどによると、ジカ熱は、主にネッタイシマカなどが媒介して広がる感染症。性行為でも感染が拡大するとされている。感染した妊婦から生まれた新生児の小頭症の原因とみられているほか、筋力低下などを伴う神経疾患であるギラン・バレー症候群の発症要因になっている可能性が高い。リオ五輪が開かれたブラジルで流行し、選手や観客らにも不安が広がった。

 WHOはこれまでに、ジカ熱の流行地域に住む人や、流行地域から帰国した男女に対し、コンドーム使用など「より安全な性行為」の実施や、性行為そのものを控えるよう勧告する事態になっていた。(青田秀樹)

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