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 百舌鳥古墳群(堺市)と古市古墳群(羽曳野市、藤井寺市)を乗り捨てタイプの電動自転車で巡ってもらい、世界文化遺産への登録に近づけようと、堺観光コンベンション協会などが19日、「もずふるレンタサイクル」の貸し出しを始めた。両古墳群間は約10キロの距離だが、直通の電車やバスがなく、世界文化遺産を目指すための課題の一つに「周遊ルートの確立」が挙げられていた。

 貸し出す自転車は20台を用意し、料金は1日千円。貸し出す場所は、堺市は大仙公園の観光案内所など、藤井寺市は近鉄・土師ノ里駅前、羽曳野市は古市駅前の駐輪場で、返す際はいずれかの貸出場所で乗り捨てができる。古墳群間のルートは竹内街道などを推奨し、飲食店やトイレを掲載した地図も作った。

 この日、堺市博物館で記念式典があり、11人が古市古墳群を目指して出発。近くの市立堺高校1年で自転車競技部員の田中裕也さん(16)は「古墳はいま紅葉がきれいだけれど、運転する時はまっすぐ前を見てほしい」。両古墳群間を走った堺市の浅川往子(ひさこ)さん(63)は「電動自転車だと息も切れずのんびりと走れるのに……。道が狭いところもある」と話した。問い合わせは同協会(072・233・5258)。(村上潤治)

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