[PR]

 直前の3年間とは打ってかわって大型の国政選挙がなく、「安倍1強」が続いた2015年。それでも政治家は日頃の政治活動に充てる資金を集めようと走っていた。来月には衆院議員の4年の任期が折り返しを迎える。今月25日までに公開された政治資金収支報告書を分析し、カネの動きを探った。

 最大野党の民進党(15年当時は民主党)のリーダーたちの資金の集め方はどうか。

 報告書によると、蓮舫代表の資金管理団体と政党支部を合算した総収入は1596万円と少ないのが特徴だ。党からの寄付が91%を占め、個人献金は4%。企業や団体からの寄付は09年以降、受け取っていない。

 報道番組キャスターなどで得た知名度は抜群。解散がない参議院の議員であることもあり、衆院議員と比べて地盤固めにはカネがかからないとも読める。

 細野豪志代表代行は00年の初当選以来、個人からの寄付が頼りだ。総収入4128万円のうち、自身が寄付した分を除いた個人献金が58%を占める。企業や団体からは献金を受け取っていない。

 企業・団体献金を受けるのは前原誠司元外相だ。代表を務める政党支部のある京都府選管は報告書をまだ公表していないが、14年分をみると企業や団体からも資金を集め、総収入は6596万円。蓮舫氏の15年分の4倍にあたる。

 報告書には、3氏がそれぞれ所属する党内のグループのありようも映る。

 蓮舫氏が入る「花斉会」や、前原グループ「凌雲会」は代表選で活動することがあっても資金集めはしない。一方、細野氏の「自誓会」は資金集めをする。15年2月のパーティーでは5154万円の収入を得た。収入は自民党の派閥のように所属議員らに分配した。結束力を高め、党内の一定勢力を誇示する狙いがある。