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 白杖(はくじょう)を携えて歩くのは全盲の人だけという誤解から筋違いの非難や疑問視をされることがあると、弱視などの視覚障害がある人たちが声を上げ始めた。「白杖=全盲とは限りません」と書いたストラップや漫画で理解を求めている。

 福岡県宇美町の佐子真紀さん(49)は右目が見えず、左目も視力は0・3だが視野に欠損がある。1、2年前、白杖を携え、地下鉄の車内で文字を拡大したスマートフォンを見ていると、向かいに座る若者の会話が聞こえてきた。「見えてるんじゃない?」「うそつきやん」

 こうした誤解を解くため今夏、「白杖=全盲とは限りません」と書かれたストラップを購入し、白杖に着けた。ストラップには「白杖の天使 はくたん」というキャラクターが描かれている。

 このストラップは神奈川県秦野市の渡辺敏之さん(46)が手作りし、今年に入って販売を始めた。左目にわずかに見える視野があり、自身も2度、スマホを使用中に「白杖持つ人は見えないんじゃないの。詐欺じゃね?」などと言われたという。

 スマホには文字の拡大や読み上げ、黒地に白文字への反転など、わずかに見える視覚障害者に便利な機能が多い。だが、渡辺さんは「誤解があるため、白杖を持って外に出るのが怖いという人もいる。スマホを使うこともためらい、肩身が狭くなっている」と話す。

 道路交通法は白杖の携行か盲導犬による歩行を視覚障害者に義務づけ、「目が見えない者に準ずる者を含む」と全盲の人以外も含むことを明示している。「道路の通行に著しい支障がある」場合は、肢体不自由や聴覚、平衡機能の障害者も白杖を持つことができる。

 ストラップは、渡辺さんがツイ…

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