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 確定拠出年金(DC)で運用されずに放置されている資産が1400億円超に膨らんだ背景には、転職時などの手続きが十分に周知されていないことがある。厚生労働省は22日付で、DC加入者への説明強化を記録を管理する機関に求めたが、効果は未知数だ。

 「富山県射水市、10月6日」「東京都墨田区、10月17日」。住所が分からなくなった年金資産の持ち主の実名が、年金記録を管理する日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジーのホームページに並ぶ。その数は10月分だけで200人超。手紙を出しても、転居などで連絡がつかないため、やむなく掲示しているという。個人情報に敏感な時代に異例の対応だ。だが効果は薄く、同社の担当者は「ホームページを見て問い合わせがくるのは年に数件ほど」と話す。

 「どの金融機関を選んで、何を選んで投資したらよいのか分からず、手続きをしていなかった」。実際に約100万円の年金資産が「塩漬け」になっている横浜市の会社員女性(33)はこう話す。この女性は昨年夏、都内の外資系商社に転職。前の会社には企業型DCがあって金融機関の説明を受けて運用していたが、転職先にはDCがなかった。前の会社から手続きを促すような連絡もなく、半年後、国民年金基金連合会に自動的に移されたとの通知が届いた。運用されず、手数料が引かれていることを伝えると「預けているのにお金が引かれるのですか。知っていれば早く対応したのに」と悔しがった。

 企業型DCの加入者は右肩上が…

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