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第9章:2

 「私、何かしたっけ?」。千葉県柏市在住の会社員、幅美奈子さん(49)のもとに裁判所からの郵便物が届いたのは、2014年11月だった。一瞬戸惑ったが、よく見ると、「裁判員制度」という文字があった。すぐに封を開け、自分が裁判員候補者名簿に記載されたことを確認した。

 短大を出て、就職した会社で職場結婚。夫は県外に単身赴任中で、大学受験を控える高校3年生の息子と暮らしていた。

 もともと裁判もの、刑事もののテレビドラマが大好き。「リーガル・ハイ」「HERO」「踊る大捜査線」などを息子と一緒に熱心に見ていた。

 裁判員制度が始まったことは知っていたが、それほど詳しかったわけではない。送られてきた資料に目を通すうちに、「できれば、やってみたい」という思いがどんどん大きくなっていった。しまいには自分が裁判員になる気になっていた。

 「母が先に法廷に…

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