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第9章:13

 記者の多さにびっくりした。無差別連続殺傷事件の裁判員を務めた幅美奈子さん(49)は、2015年6月12日の判決公判後、千葉地方裁判所内の会議室で開かれた記者会見に臨んだ。

 会見に応じた裁判員は4人。「何を聞かれるのだろうか。ちゃんと話せるだろうか」。緊張のあまり、体が震えた。

 歌を歌ったり叫んだりした被告(裁判当時25)の態度について聞かれ、30代の女性は「パフォーマンスでやっていて、本当は反省しているんじゃないかと期待したこともある。謝罪の言葉も述べていたので信じたかった」と話した。また自営業の40代の女性は「遺族の気持ちを察すると胸が苦しかった。反省していただきたいという願いがあっての判決だったが、ああいう態度をとられると非常につらい」と述べた。

 記者が「死刑が頭に浮かんだか?」と質問した。

 言っていいのだろうか。守秘義務にはあたらないのだろうか。少し不安になった。

 自分の前に話した20代の男性…

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