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 環境省は23日、盛岡市で回収された死んだ野生のオオハクチョウ1羽から鳥インフルエンザウイルスの簡易検査で陽性反応が確認されたと発表した。県は24日に関係機関と会合を開き、監視態勢の強化や感染防止対策の準備に乗り出した。

 県自然保護課によると、オオハクチョウは23日午後1時ごろ、ハクチョウ飛来地として有名な盛岡市の「高松の池」で死んでいるのが見つかった。県中央家畜保健衛生所で簡易検査したところ陽性反応が出た。北海道大で確定検査を行い、1週間ほどで結果が判明するという。

 環境省は事前の対策として、オオハクチョウが回収された場所から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定。県は24日、県内で100羽以上を飼養する511戸の養鶏場に対し、野鳥の侵入防止対策の徹底などの注意喚起をした。また、回収場所から半径3キロ以内でニワトリを飼っている7戸に聞き取りをし、異常がないことを確認したという。

 鳥インフルエンザウイルスについて県は「発生が確認されたわけではない。感染した鳥と濃密に接触しない限り人には感染しないので、冷静に対応してほしい」としている。(斎藤徹)