戸田拓
「フランスの皆さん、モンジュール!」。熊本県営業部長のくまモンが11月23日、今年の新酒を公開したばかりのワインの名産地・フランス南東部のボージョレを訪ねた。
くまモンはフランス観光開発機構と各地の観光局から招かれて今月19日からフランス各地を訪れている。訪問の目的のひとつは熊本産ワインを本場の生産者たちに試飲してもらうこと、もうひとつは4月の熊本地震のときにフランスの人々から寄せられた支援にお礼をすることだ。
くまモンはこの日、ボージョレ観光局の担当者らに案内され、訪問した先々でフランスのワイン生産者らの温かい歓迎を受けた。歴史あるワイン産地「シャトー・ド・モンムラ」「ムーラン・ア・ヴァン」では、館の壁から突き出たイノシシのはく製に驚いたり闘牛のまねをして番犬にちょっかいを出したりと相変わらずのいたずらぶりを発揮。古城や風車のたたずまいと眼下に広がるブドウ畑の壮大さには深く感じ入った様子だった。さらにワインがテーマの博物館「アモー・デュブッフ」を見学、施設のあちこちに入り込んだりして楽しむ姿が見受けられた。
くまモンはこのあと美食で知られる街・リヨンや首都パリを訪ねてフランスの人々と交流を深める。(戸田拓)
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朝日新聞国際報道部