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 茨城県つくば市のベンチャー「サイバーダイン」社が開発した「ロボットスーツHAL(ハル)」10台が、空港発着バスを運行する「東京空港交通」で採用された。24日から羽田空港のバスターミナルでは、係員がロボットスーツを腰に装着して、客の重い荷物の積み下ろしを補助した。

 サイバーダイン社によると、作業現場としては初の大規模導入事例という。HALはヒトが上半身を起こそうとする時の筋肉の信号を受け取り、その動きをモーターで補強し、けがを防ぐ。東京空港交通では昨秋に試験導入。腰の疲労感が減ったなどの声が係員から多く出たことから本格導入を決めた。成田空港など、ほかの拠点での導入も検討している。

 荷物の積み下ろし作業を担当した玉那覇翔子さんは、「誰かが後ろから引っ張って支えてくれている感覚。作業が非常に楽になる」と話した。作業支援用のHALは現在、約250台が全国の工場や倉庫などで導入されているが、いずれも試験的なものにとどまっていた。