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 水戸市消防本部は25日、北消防署赤塚出張所の消防隊員が消防車内に鍵を閉じ込めるミスをし、本来なら通報から9分後にこの消防車が火災現場に到着できたのに、別の消防隊が通報から13分後に到着したと発表した。火事では1人が遺体で見つかった。北消防署の鈴木豊署長は「最初に救急車が着いたときには火が燃え広がっており、予定通り着いても救出は困難だっただろう」と説明している。

 市消防本部によると、23日午後9時55分ごろ、水戸市石川4丁目の民家から煙が出ていると119番通報があった。最寄りの赤塚出張所の消防隊は、本来なら9分後に到着できるはずだったが、現場に着いたのは通報から22分後だった。

 別の消防隊が先に現場に着き、消火活動を開始。約4時間後に鎮火したが、2棟が全焼し、火元の民家に住む女性(94)とみられる遺体が見つかった。

 鍵の閉じ込めは、運転手の男性隊員が前の出動時に消防車の鍵を運転席に差したままにし、内側のロックを押し下げてドアを閉めたためで、予備の鍵も車内に放置されていた。市消防本部は「信用を大きく失墜させる事案で、深くおわびする」と陳謝した。