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 トランプ次期米大統領は25日、新政権の大統領副補佐官(安全保障担当)に、保守強硬派のキャスリーン・マクファーランド氏を、大統領補佐官・法律顧問に弁護士のドナルド・マクガーン氏を指名すると新たに発表した。一方、国務長官ポストをめぐっては調整が難航している模様だ。

 マクファーランド氏はキッシンジャー元国務長官の側近として、ニクソン、フォード、レーガンの各政権で安全保障担当を務めた経験を持ち、最近はFOXニュースの評論家を務めていた。オバマ政権のテロ対策を強く批判する保守強硬派で、同日も自身のツイッターで「我々は最終的にイスラム過激派との戦争に勝利するだろう」と語った。

 一方、次期国務長官には、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事が有力視されているが、ロムニー氏が選挙中にトランプ氏批判の急先鋒(きゅうせんぽう)だったことから、政権移行チーム内で反対論が相次いでいる。

 同ポストで同じく有力候補とされるルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長に対しては、外交経験がまったくないことから共和党主流派が反発。第3の候補を模索する動きもあり、調整が難航している。(ワシントン=佐藤武嗣