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 伝統を守るために大麻栽培を認めてほしい――。三重県の神社関係者らでつくる伊勢麻振興協会(同県伊勢市)が28日、大麻取締法に基づく、大麻栽培の免許を県に申請した。県は3週間をめどに可否を決める。

 同会によると、大麻繊維は神事に利用されるしめ縄などに使われている。だが、後継者不足で国内で免許を持って栽培や加工をしているのは約30農家だけ。外国産大麻を使う神社が増えているという。

 記者会見した新田均理事は「大麻は日本の伝統文化に欠かせない。伊勢神宮のある三重県で大麻を栽培し、日本の伝統文化を守りたい」と話した。「栽培の過程や保存法も法律にのっとって厳密にしたい」と安全性を強調した。

 大麻を栽培するには、大麻取締法の規定で都道府県の免許が必要。今のところ、三重県内で栽培免許の発行はないという。(井上昇)