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 約1万6500羽すべての殺処分が決まった青森市の農場。28日深夜から白い防護服を着た青森県職員約230人が次々と敷地内に入った。

 農場の男性経営者(52)は「生き物を育て、食用にすることの難しさと責任を感じながら仕事をしてきたが、地域のみなさんや同業他社に迷惑をかけることになった」。感染源となる野鳥の侵入を防ぐネットを張るなど感染防止に力を入れてきたといい、「どのように防げばいいのかわからない」と疲れをにじませた。

 新潟県関川村では、12月2日までかけて殺処分を実施する予定。鳥インフルが発生した養鶏場の敷地内に穴を掘って埋めていく。県職員のほか、災害派遣要請を受けた陸上自衛隊員も含めて延べ約3100人が作業にあたる。県内のある養鶏業者は「あまり恐怖に思わないで欲しい」と風評被害を心配していた。

 農林水産省によると、昨年の鶏卵生産量は青森県が10万407トンで全国8位、新潟県が9万6339トンで全国9位となっている。