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 東京都の調査チームが東京五輪の会場見直しを小池百合子知事に提言してから2カ月。迷走の末、ボート・カヌーと水泳は予定通り新設が決まり、バレーボールは結論が先送りとなった。「候補地」として振り回された東日本大震災の被災地からは、落胆の声が上がった。

宮城知事「大変残念」

 29日午前8時。宮城県の村井嘉浩知事の自宅で、携帯電話が鳴った。相手は東京都の小池知事。

 「残念ながら海の森という形で発言いたします」

 ボート・カヌー会場の候補とされた宮城県登米市の「長沼ボート場」の「落選」を告げる連絡だった。

 2カ月前に急浮上した、長沼ボート場への会場移転案。村井氏によると、それは9月9日に届いた1通のメールから始まった。

 差出人は、都の調査チームを率いる上山信一・特別顧問。「見直しをしたい。長沼も変更先の候補」

 「会いましょう」。すぐにメールを返信した。

 その後、村井氏はテレビの全国番組に次々と出演したり、選手村の候補になった登米市の仮設住宅の部屋を約500万円をかけて突貫工事でリフォームしたり、奔走した。県庁内でも「世論が『復興五輪』に傾けば」という勝算があった。

 潮目が変わったのは10月半ば…

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