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 兵庫県伊丹市の猪名川河川敷で、バラバラになった中国人留学生(20)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警が、事件後に中国の公安当局に出頭した中国籍の男(22)について、殺人と死体遺棄容疑で逮捕状を取ったことが、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、男は2016年10月上旬、当時住んでいた大阪市阿倍野区のマンションで中国人留学生の蔡鎔憶さんを殺害。遺体を刃物で切断し、伊丹市の猪名川河川敷に遺棄した疑いがある。2人はアルバイト先が一緒だった。

 男は事件後に帰国しており、公安当局で「蔡さんを自宅で殺した」と供述し、拘束されているという。2人は金銭トラブルを抱えていたとの情報があり、県警は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて確認を進める。

 県警は外交ルートを通じて男の引き渡しを求めているが、中国との間に犯罪人引き渡し条約がないため、中国側の判断に委ねられる。