木枯らしに身が縮む季節。こんな時こそ子どもたちと一緒に外で遊びませんか。外遊びの場で、達人に聞きました。
11月6日、東京都台東区の上野公園で開かれた外遊びの催しに参加した。親子向けの自然遊びを広める一般社団法人「遊心(ゆうしん)」(峯岸由美子代表)の主催で、小学校に上がる前の子どもがいる家族が対象。この日は約20組が参加した。
落ち葉が積み重なった広場で、子どもたちは散らばって興味のあるものをいじり始めた。落ち葉の上でジャンプする子は「なんでフカフカなんだろう」。ドングリや葉、枝を集めて歩く2歳児もいた。親は子どもを邪魔しない程度に見守ったり一緒に遊んだりしている。
拾った枝で子どもが落ち葉の下を掘ると、ミミズやダンゴムシなどの生き物がモゾモゾとはい出てきた。あれーあれーと興奮した声が上がる。一緒にいた母親も「ほじるだけでこんなに出てくるとは」と驚く。拾った枝を折り、臭いを嗅いで「スースーする」と親に伝える子もいる。「子どもにこれ何?と聞かれて○○の虫だよ、と答えるのもいいですが、『何だろうね?』という共感だけでも、会話は広がります」と峯岸さん。
遊びが一段落すると、集めた葉っぱや木の実を、セロハンテープで紙皿に貼り付けた。かわいらしい作品が次々に完成。始まりから2時間がたっていた。
峯岸さんによると、12月から1月にかけて落ち葉の乾燥が進み、秋よりもカサカサ、フワフワした感触が楽しめるという。「熱中症対策が必要な夏に比べ、冬はずっと外出しやすい時期。氷や霜柱など遊ぶ材料もたくさんあります」
子どもが自由に遊べる世田谷区の羽根木プレーパークのプレーワーカー、中西和美さんによるとたき火や鬼ごっこ、霜柱や氷など、寒さならではのものを見つけたり、川作りやどろんこ遊びを楽しんだりする子が多いという。「初めての場所では、ここはどこ? と子どもは少しの間立ち止まりますが、何か興味のあるものを見つけると遊び出します。お子さんの興味や自由な発想を、一緒に楽しんで下さい」という。
<アピタル:元気のひけつ・…
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