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米ニューヨーク大学経営大学院 アルン・スンドララジャン教授

 ――シェアリングエコノミーの社会、経済への影響は

 「サービスの規模が限定的で、まだ国内総生産(GDP)など既存の指標には顕著に表れていないが、経済にはプラスだ。人々が持っている資産、労働力がより効率的に活用できるようになり、生産性が高まることが期待される。サービスを多様にし、消費を増やすことも考えられる」

 「社会的な影響として考えられるのは、人と人とのつながりの復活だ。200~300年前、ものを売り買いする商人は、お互い顔が見える取引をしていた。その後大量生産・供給のモデルになると、顔が見えない取引が社会に横行した。個人と個人が取引するシェアエコが広がれば、温かみのある社会になるだろう」

 ――悪い影響は

 「経済活動の形が大きく変わるときは、これまでのやり方に慣れている人々にネガティブな影響が出る。(民泊やライドシェアを)ホテル、タクシー業界の人が否定的に見るのは間違いない。自分が住む建物が民泊用に貸し出され、知らない人が出入りすることに戸惑う人もいるだろう」

 ――日本ではシェアエコの安全性への心配があります。規制と安全のバランスをどう取るべきでしょうか

 「消費者を守る観点からは、規制との衝突は必ず出てくる。すでにあるサービスを違った形で提供するためだ。今までの規制を当てはめようとすると、うまくいかないだろう。限られた大企業によるサービスから、何百万の供給者によるサービスに変わり、政府が規制するのは現実的に難しくなる」

 「今までの規制の役割は提供者が果たすことになる。サービス提供者が自主規制する仕組みが必要だ。政府がすべきは、既存の規制のうち何をシェアエコに適用し、何をサービス提供者に任せるかを決めることだろう」

 ――影響を受ける既存業種には…

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