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 米フェイスブック創業者らシリコンバレーの富豪らが創設した米財団は4日、革新的な研究に贈る今年の「ブレークスルー賞」に、細胞のオートファジー(自食作用)の仕組みを解明した大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)ら計9人を選んだと発表した。大隅さんは「非常に光栄なことだと思っています。今後も、この分野の研究がさらに発展するように、努力する所存です」などとするコメントを出した。

 ノーベル医学生理学賞を受賞する大隅さんはスウェーデン・ストックホルムに向かう前に、4日夜にカリフォルニア州であった授賞式に出席した。

 ブレークスルー賞は高額な賞金で知られ、今年の総額は2500万ドル(約28億円)。大隅さんには、ノーベル賞の賞金の3倍を超す300万ドル(約3・4億円)が贈られる。

 財団によると、生命科学、基礎物理、数学の3分野で傑出した研究に贈られる。今年は生命科学分野が大隅さんを含め5人、数学は1人、基礎物理が素粒子論の研究者3人による共同受賞だった。5日には記念講演会があり、13年に受賞した山中伸弥・京都大教授も講演する。(サンフランシスコ=小林哲