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 日米開戦のきっかけになったハワイ・真珠湾を安倍晋三首相が訪問することになった。開戦からまもなく75年。オバマ米大統領による被爆地・広島訪問に続く動きだ。「本当の友好に」「もっと早く行けなかったのか」。攻撃に加わった元兵士や被爆者たちは、様々な思いで見守る。

元兵士「本当の友好に」

 空母「加賀」の乗組員として真珠湾攻撃に参加した長沼元さん(96)=福岡市南区=は、安倍首相のハワイ訪問を5日夕方のニュースで知った。「以前から首相には行ってもらいたいと思っていた」と話す。

 真珠湾攻撃に加わる航空機の整備を担当した。作戦の成功を伝える連絡が流れると、艦内が「ワーッ」と沸いて高揚感に包まれた。だが、1942年6月のミッドウェー海戦で敗北し、加賀は海中に沈んだ。加賀に向かって飛んできた米軍機のパイロットと目が合ったとき、「戦争がなければ仲良くできるのにな」と考えたことを覚えている。

 「当時は勝たないといかんと思っていたが、今は馬鹿な戦争をしたと思っている。真珠湾攻撃ではお互いに戦死者が出た。安倍首相には慰霊の思いを持って訪問してほしい」

 ハワイ生まれで長崎市在住の日系3世、エドワード・ヤマサキさん(92)は「日米両国が互いに過去を認め合い、戦争で命を落とした人々に畏敬(いけい)の念を示し、未来に向けて尊重し合うことが大切だ」と語る。

 ハワイの高校生だった41年12月、「これは演習ではない」と告げるラジオで真珠湾攻撃を知り、その日から生活は一変した。教師や僧侶ら、日系社会の指導層は強制収容所に送られた。米国への忠誠を示すため日系米国人部隊に志願し、欧州の前線で戦った。

 現在は娘家族と一緒に長崎市で…

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