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老後を支える 米国リポート(下)

 介護が必要な高齢者ができるだけ長く自宅で暮らせるように、米国には「PACE」(高齢者包括ケアプログラム)という取り組みがあります。最大の特徴は、生活支援に加え、医療と介護のサービスも一つの拠点で受けられることです。

 米国カリフォルニア州・サンフランシスコの中心街にあるビルの前で、送迎車から続々と高齢者が降りてきた。運転手が慣れた手つきで、杖や車いすを利用する高齢者を誘導。ビルは、PACEのプログラムを実施するNPO「オンロック」が運営する拠点であるセンターの一つだ。

 1階にはリハビリ用の運動器具が並ぶ。食堂やソファでくつろげる場所、余暇活動のための部屋などもある。地下には医師や歯科医がいるクリニックがあり、温水プールでは高齢者が指導を受けながら、体を動かしていた。

 PACEは55歳以上で、介護施設の入居条件を満たす健康状態の人が対象。住んでいる地域ごとにセンターがあり、医療・介護のケアや自宅での生活支援がひとまとめに提供される仕組みになっている。日本で導入が進んでいる「地域包括ケア」も医療と介護を一体的に提供する仕組みだが、地域の医療機関や介護施設が連携することに重点が置かれている。一方、PACEは一つのセンターに機能がまとまっているため、職種間の連携が取りやすい。

 日本なら介護保険制度で利用で…

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