拡大する写真・図版 東海大阿蘇キャンパスでは、服部法文さんら農学部の技術員が動植物の世話を続けている=7日、熊本県南阿蘇村、金子淳撮影

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 熊本地震で被災し、閉鎖中の東海大阿蘇キャンパス(熊本県南阿蘇村)で8カ月の間、技術員たちが実習用の動植物を守り続けている。未曽有の地震を工夫と努力で乗り切り、学生がいつでも実習できるよう準備しているが、キャンパス再開のめどは立っていない。

 午前7時、気温はマイナス4度。くぼんだ道の水たまりに氷が張っている。それを横目に、出勤した農学部農学教育実習センターの技術員数人が畜舎や牧場、ビニールハウスへと散る。掃除を始めたり、手際よく家畜にえさをやったり。1980年の学部開設当時からの技術員や同校の卒業生だ。

 他の大学の実習地は校舎から離れた場所にあることが多いが、小高い丘にある東海大阿蘇キャンパスは内部にあり、校舎に隣接。広さ約22ヘクタール。主に応用動物科学科と応用植物科学科の学生は授業前後に動植物を世話するなど毎日のように触れあい、併設の加工場でもハムやチーズ作りといった実習ができた。牛に「ユキ」「ミキ」といった学生の名をつけるほど親密だった。

 それが地震で一変した。キャンパス内は校舎が傾いたり亀裂が入ったりして閉鎖。学生は7月から熊本キャンパス(熊本市)で授業を受けている。実習する1、2年生ら計三百数十人が交代でしていた家畜の世話や田畑の草取りなどは、8人の技術員に加工場の3人を加えた11人でこなさねばならなくなった。

 4月16日未明の本震後、最初…

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