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 米タイム誌は7日、年末恒例の「今年の人」に、次期米大統領に決まったドナルド・トランプ氏(70)を選んだと発表した。表紙にはアメリカ合衆国ならぬ「アメリカ分断衆国(The Divided States of America)」の大統領と記し、大統領選を通じて浮かび上がった国内の分断の象徴だと位置づけた。

 米NBCの番組に出演した同誌のナンシー・ギブス編集長は「1人の個人が型破りな行動で、年間の出来事にこれほど影響した例はないのではないか」と話し、選出が容易だったと説明。トランプ氏も同じ番組に電話で出演し、「大変な栄誉だ」と語った。

 昨年にドイツのメルケル首相が選ばれた際、トランプ氏はツイッターで「タイム誌は絶対に私を選ばないと言ってきた。ドイツをダメにしている人を選んだ」と発信していた。

 「今年の人」は1927年から続いている。今年はトランプ氏のほか、大統領選を争ったクリントン氏や、ロシアのプーチン大統領らが最終候補となっていた。オンラインの読者投票では、インドのモディ首相が選ばれていた。(ニューヨーク=中井大助