かまどに井戸、五右衛門風呂……。宮内庁庁舎3階の講堂に、昔ながらの暮らしぶりがわかる日本家屋のミニチュアが出現しました。秋篠宮家の長男悠仁さま(10)が、ご家族や職員らの協力を得てご一家で出品した「昔の暮らし」という作品です。細部まで精巧に作り込まれた力作に、盛んに写真を撮ったり、熱心にのぞき込んだりする人の姿が目立ちました。

 12月8日から10日まで開かれた「宮内庁職員組合文化祭美術展」の会場での風景です。同展は職員やその家族らの作品とともに、天皇、皇后両陛下や皇族方の作品が特別出品されるとあり、毎年注目を集める行事の一つ。ただ、一般には非公開のため、貴重な作品群の一部を紹介します。

 悠仁さまは現在、お茶の水女子大付属小学校の4年生。昔の暮らしに関心があり、今回の作品を発案したそうです。秋篠宮さまは今年の誕生日に際しての記者会見で、悠仁さまについて「彼が知らない時代、少し前の時代の人々の暮らしとか道具とか、そういうものにも関心があるようで、よくそのことについて私に聞きに来ることがあります」と話しています。

 宮内庁によると、悠仁さまは図鑑などで調べたりご家族に尋ねたりするなどしながら間取りを考え、瓦ぶきの屋根や緑色の畳などのほか、台所で使うかまどや水がめなど小物の制作に取り組んだそうです。よく見ると、台所にはおひつやまな板、包丁やしゃもじまで精巧に作られていました。廊下や扉、壁にいたっては木の素材や並べ方を使い分けるこだわりようで、透明なプラスチック板をはめ込んだ窓までありました。和室のふすまには、色鉛筆で富士山の絵が描かれ、訪れた会社員の女性(28)は「ふすまも絵もすごい。奥までちゃんと作られているのがすごいですね」と感心した様子。悠仁さまは今回、台所の道具や井戸、風呂などを中心に作りましたが今後、他の部分も制作するそうです。

 悠仁さま単独では2作品を出品。一つは「小さな楽しみ その1」と題した作品で、粘土と針金で「片面角形信号機」と「歩行者用信号機」の模型を制作。信号機には色を塗り、手書きで「表町二丁目」「歩行者 自転車 専用」などと表示していました。宮内庁によると、悠仁さまは幼稚園の頃、信号機が電球からLEDに変わると聞いたのをきっかけに興味を持ったそうです。昨年出品した「車両用電球信号灯の模型」はほぼ実物大で、スイッチを押すと信号が点灯する大作で、大きな話題を呼びました。もう一つの作品、「小さな楽しみ その2」と題した切り絵は、秋篠宮妃紀子さまの用事が済むのを待つ間、短時間で作ったそうです。

 悠仁さまは12月6日、秋篠宮…

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