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 自宅の床がザラザラする。鹿児島市に初めて赴任した記者が驚くのが、開けた窓から入る桜島の火山灰だ。布団や洗濯物が灰まみれになった時の衝撃も大きい。

 憎い。厄介。うっとうしい。そんな相手を笑顔でいなす、鹿児島県民の方法を探してみた。

 市内を歩くと、家の角や通り沿いに黄色い「克灰袋(こくはいぶくろ)」が積まれている。灰専用の回収袋で、市が1985年から無料配布している。市環境衛生課によると、「降灰袋(こうはいぶくろ)」だった呼び名を「灰を積極的に克服しよう」と91年に改名。灰を15キロ入れても破れず、野菜や米を入れるのに使う人もいる。6768カ所ある指定置き場に出すと回収され、昨年度は約310万枚を配布。約75万5千袋が3カ所の処分場に埋められたという。

 市中心部から桜島と錦江湾を望める城山の展望台を訪ねると、城山茶屋がある。そこで目を引くのが、ふたに「へ」と書かれた「火山灰アイス」。「へ」は鹿児島弁で灰のことだ。

 開けると食べ物とは思えぬ灰色…

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