[PR]

老後を支える 米国リポート(上)

 増え続ける高齢者の生活を支えるには――。公的な介護保険制度がない米国の取り組みは、より高齢化が進む日本で迎える老後のヒントになります。まず、高齢者を介護する家族ら「介護者」を支える仕組みをみました。

 米国東部にあるペンシルベニア州ピッツバーグに住むアーリン・クラウトンさん(63)は、認知症の母(89)との関係に悩んでいた。

 母は自分の記憶障害を認めず、自立した生活を望んだ。だが、料理をすると火をつけたままその場を離れ、フライパンをこがした。時間の感覚がなくなり、夜でも早朝でも人に電話をかけてしまう。

 頼ったのは、NPO「ファミリーリンクス」が無料で派遣するケアコーチと呼ばれる専門職だった。

 イライラした時に気持ちを切り替えるには? 地域で受けられる支援は? 昨夏から半年間、12回にわたってケアコーチと面談し、質問を重ねた。「母に質問しても、答えがかみ合わない」と言うと、「認知症の人は、順序立てて考えて答えるのが難しい」と教わった。必要な情報はファイル一冊にまとめてくれた。

 「認知症の症状や家族がイライラする原因は人それぞれ。画一的な指導ではなく、母の具体的な症状を踏まえて対処法を教えてもらった」

 今では母の変化を受け入れ、「…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

こんなニュースも