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老いる巨龍――事件で見る中国の少子高齢化:1(マンスリーコラム)

 「尋人:段連堂老人、90歳、今日の昼1時に大王荘積善里で行方不明になりました…」

 「網友(ネット仲間)たちの助け求む:趙宗銀、女、83歳、宜賓永興の方言があり…」

 「緊急尋人! 昨日午後4時過ぎ、方荘橋で行方不明になりました。名前は劉光彩、74歳、身長は1メートル72センチぐらいで…」

 これらは、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に書き込まれた、行方不明の高齢者たちを捜すメッセージだ。

 ほとんどが、親族、知人や各地の警察署などが発信したもので、数え切れないほどある。高齢者が姿を消すという「事件」が、全国で発生していることがわかる。

 中国では通常、60歳以上を高齢者としているが、実はいま、1年間に約50万人、1日平均約1370人もの高齢者が行方不明になっている。中国紙が伝えたもので、今年10月に民政省傘下の中民社会救助研究院などが発表した「中国高齢者行方不明状況白書」で明らかになった。認知症や精神疾患、介護の不備などが主な原因だという。

 冒頭に紹介した90歳の男性を捜すメッセージでは、男性の写真と共に、次のような家族の訴えが続く。

 「紺色のジャンパーを着て帽子…

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