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 今年も東宝の一人勝ちだった。と言っても誰も驚きはしないだろう。ただし今年は勝ち方が尋常ではない。庵野秀明総監督の「シン・ゴジラ」が興行収入81億円と大ヒット。ところが1カ月後に封切られた新海誠監督のアニメ「君の名は。」があっさり抜き去る。邦画興収歴代2位の200億円超えで、今なお記録を伸ばしている。

 注目すべきは、一人勝ちが興行面で終わらないことだ。クオリティーの面でも他社を圧倒し始めている。「君の名は。」「シン・ゴジラ」はアニメや特撮ファンのみに向けたものではなく、広い客層を感動させる娯楽作だ。年明けにかけて発表される映画賞やベストテンにも名前が挙がるだろう。

 また「君の名は。」と「シン・ゴジラ」は東日本大震災のイメージを取り込んでいる。2作がメガヒットしたのは、日本人の心の中に震災の衝撃がいまだに強く刻まれているからに他ならない。

 東宝配給作では瀬々敬久監督の「64 ロクヨン」や李相日監督の「怒り」も映画賞の有力候補になっている。これらはいま流行の軽い作品ではない。前者は佐藤浩市、後者は渡辺謙を筆頭に、脇役に至るまで実力派俳優をそろえ、製作費を掛けたゴリゴリに硬派な力作。そんな両作がヒットの基準である興収10億円を大きく超えた。

 この4本のうち3本が東宝自身…

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