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 カーター米国防長官は10日、過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と称するシリア北部ラッカの奪還に向けて、米軍特殊部隊など200人を追加派遣する方針を明らかにした。

 ラッカ奪還をめぐっては、11月上旬に少数民族クルド人を中心とする「シリア民主軍(SDF)」が包囲作戦を開始。すでに300人の米兵がシリアで地元部隊の訓練や助言などを行い、米軍主導の有志連合が空爆で支援している。

 シリアでは米軍が支援する反体制派やクルド系組織と、ロシア軍が支援するアサド政権軍が反目しており、ラッカ攻略も複雑になっている。

 カーター氏は、ロシアを批判し、「ロシアは内戦を激化させ、シリアの人々の苦痛を長引かせている」とした。(ワシントン=杉山正)