[PR]

 絶滅の恐れがある野鳥ハクガン3羽が県東部に飛来しているのを、出雲市と益田市の全日本写真連盟会員2人が相次いで撮影した。県内で確認された例が少ない貴重な鳥という。

 出雲市大塚町の岩本克幸さん(73)は11日にとらえた。3羽は離れず一緒にいて、突然飛び上がって上空を1周し同じ場所に降り立った。今月初め頃に見つけたが、草の中で首しか見えず、シャッターチャンスがなかったという。

 渡り鳥のハクガンは環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧ⅠA類」に分類されている。ホシザキ野生生物研究所(同市)の森茂晃所長によると、3羽ともハクガンの幼鳥で親とはぐれた可能性があるという。「人が近づきすぎるとプレッシャーになる。マナーを守り、そっと見守ってほしい」と話す。

 益田市の福原純孝さん(73)も11日、600ミリのレンズでカメラに収めた。ハクチョウの群れにまぎれた3羽を探すなど2時間ほどかけたという。「もう20年ほど野鳥の写真を撮り続けているが、ハクガンを見つけたのは2度目。まさかと思ったが、元気に育ってほしい」と話していた。(奥平真也、伊藤周)