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 がん治療の新薬「オプジーボ」に関する特許を侵害されたとして、製造元の「小野薬品工業」(大阪市)などが、米製薬大手メルクの日本法人「MSD」(東京都)を相手取り、同社が近く販売予定の新薬の販売差し止めを求め、東京地裁に提訴した。12日に第1回口頭弁論が開かれ、MSDは争う姿勢を示した。

 小野薬品工業側は、MSDが9月に国内での製造・販売の承認を取得した新薬「キイトルーダ」にオプジーボと同じ働きをする有効成分が含まれているとして、MSDが「特許を侵害している」と主張している。オプジーボは、有効成分が免疫の働きを抑制する分子に作用する仕組みで、この分子を発見した本庶佑(ほんじょたすく)・京大名誉教授も原告に加わった。

 MSDは「訴訟についてのコメントは差し控えます」としている。