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 今年5月、地中海に墜落したパリ発カイロ行きエジプト航空機(乗員・乗客66人)についてエジプト民間航空省は15日、乗客らの遺体の一部から法医学調査で爆発物の痕跡が見つかったと発表した。今後は捜査当局が犯罪捜査にあたる。これまで犯行声明は出ていないが、テロによる墜落の可能性が高まった。

 同機は5月19日、地中海上空でレーダーから機影が消えた。その直前に左方向へ90度、さらに右方向へ360度旋回し、高度約1万1千メートルから約3千に急降下した。回収されたフライトデータレコーダー(FDR)の分析から、墜落直前に機内で煙が検知されていたことが判明し、火災が起きた可能性が指摘されていた。民間航空相は墜落直後の会見で「技術的な問題よりもテロの可能性の方が高い」と述べていた。

 エジプトでは昨年10月、東部シナイ半島でロシアの旅客機(乗員・乗客224人)が墜落。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出し、ロシア当局はテロと断定した。(カイロ=翁長忠雄)