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 沖縄県名護市沿岸で米軍輸送機オスプレイが大破した事故で、翁長雄志(おながたけし)知事は18日、米軍が今週にもオスプレイの飛行を再開する方針と報じられていることについて「とんでもないことだ」と述べた。この日視察した名護市安部(あぶ)の事故現場で報道陣に語った。

 翁長知事は、エンジンや翼など機体の一部が残る現場を双眼鏡をのぞきながら確認。その後記者団に「無残な姿をさらしている。オスプレイの危険性を感じる」と感想を述べ、早期の飛行再開について「県民の気持ちを逆なでするもの。『県民に寄り添って、信頼関係を築く』という(日米両政府の)説明が崩れていく」と反発した。

 現場から数キロ先の名護市辺野古沿岸部は、オスプレイが配備されている普天間飛行場(宜野湾市)の代替施設が造られる計画。反対する県を国が訴えた訴訟は20日に最高裁が県敗訴の判決を下す見通しとなったが、翁長知事は「オスプレイがこういう静かな所を飛び交うことがないようにやっていきたい」と移設反対を貫く姿勢をあらためて示した。(上遠野郷)