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 ヨルダン中部カラクの観光名所の城などで18日、銃で武装した集団と警官隊との銃撃戦があり、AFP通信などによると、カナダ人女性観光客1人とヨルダン人の市民2人、警察官7人の計10人が死亡した。ほかに警察官や市民ら27人がけがをした。

 治安当局によると、武装集団はカラク近郊の街で警察官を襲撃するなどした後、カラクにある観光名所の城の遺跡に立てこもり、銃撃戦となった。包囲した警察が救出作戦にあたり、城から観光客らが助け出されたという。武装集団の数人は殺害された。

 現場は12世紀にイスラム教徒と戦った十字軍が建てた城とされ、世界中から観光客が訪れるヨルダン有数の観光地。在ヨルダン日本大使館は18日深夜(日本時間19日朝)時点で、日本人が巻き込まれたとの情報はないとしている。

 犯行声明などは出ておらず、武装集団の素性は明らかになっていない。ヨルダンは米国などの有志連合による過激派組織「イスラム国」(IS)への軍事作戦に参加。今年に入り、治安当局などを狙った事件が続いており、6月にシリア国境地帯で兵士ら7人が死亡した爆発ではISが犯行声明を出した。(エルサレム=渡辺丘)