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 東京都内に住む女性(45)は28歳のとき、旅先の沖縄でひどい吐き気に襲われた。幼いころに感染したB型肝炎が悪化したためで、当時住んでいた兵庫県内の公立病院に入院した。

 ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンの注射を週3回受けた。注射した日は副作用で高熱が出て、翌日まで下がらなかった。その次の日に注射をすると、また発熱した。始めのうちは嘔吐(おうと)もあり、調子がいいのは注射を受ける直前の数時間だけだった。

 入院して2カ月半たったころ、友人が見舞いに来てくれた。強がって元気に振る舞い、友人が帰るとぐったり疲れた。30分ぐらい椅子に座って話をしただけで、体が鉛のように重くなった。「こんなことで職場復帰できるのだろうか」と情けなくなった。

 担当の看護師は親切で、同じ働く女性として「大変だけど素晴らしい仕事だな」と思った。復帰したいという気持ちが膨らんだ。

 入院は3カ月で終わった。自宅で静養後、勤め先の銀行に復職した。「治療に専念して」と母に言われたが、父は意欲を尊重し「後悔させる生き方はさせたくない」と言ってくれた。しかし、検査のたびに肝機能の値が悪くなり、入院した翌年の春、退職した。

 その夏、病院の医師の紹介で、「肝臓内科」があった明石市立市民病院を受診した。診察にあたったのは肝臓専門医の奥野忠雄(おくのただお)さん(現・奥野消化器内科クリニック理事長)だった。

 入院となり、針を刺して調べる…

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