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 退職に追い込もうと会社側がもうけた「追い出し部屋」で働かされたとして、大和証券(東京都千代田区)からグループ会社に出向した男性が、会社側に200万円の損害賠償や給与の支払いを求めた訴訟の上告審で、会社側に150万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した。最高裁第一小法廷(池上政幸裁判長)が、15日付の決定で男性側の上告を退けた。

 大和証券に入社した男性は2012年にグループの「日の出証券」に出向を命じられた。同僚が誰もいない部屋をあてがわれ、1日100件の飛び込み営業を指示されるなどした。

 15年4月の一審・大阪地裁判決は、日の出証券での男性の処遇は「嫌がらせだった」と指摘。大和証券も了解していた上、「男性を退職に追い込む動機があった」とも認めて両社に賠償を命じた。今年2月の二審・大阪高裁も支持した。(千葉雄高)