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 トランプ次期米大統領は、トルコのロシア大使暗殺事件と、ベルリンのトラック突入事件について、いずれも容疑者の素性や背景が明確でない中、「イスラム過激派の犯行」と断定して強く非難した。トランプ氏は具体的な証拠を何ら示しておらず、超大国の指導者らしからぬ言動は物議を醸しそうだ。

 トランプ氏は声明で、ロシア大使が「イスラム過激派テロリストによって殺害された」と断定した。「大使の殺害は、全ての文明的な秩序を破るもので、普遍的に非難されなければならない」とした。

 またベルリンの事件についても、過激派組織「イスラム国」(IS)と関連付けて非難。声明で「ISや他のイスラム主義テロリストは、絶えずキリスト教徒を虐殺している」などと決めつけた。さらに「これらのテロリストや世界のネットワークは、地球上から根絶されなければならない。自由を愛するパートナー国と我々は、この任務を遂行していく」と主張した。

 またツイッターには、スイスのイスラム教関連施設銃撃事件も重ね合わせて、「今日はトルコ、スイス、ドイツでテロ攻撃があった。悪化するばかりだ。文明世界は考え方を変えなければならない!」などと書き込んでいる。(ワシントン=杉山正)