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 大阪市城東区でくれない保育所(定員230人)を運営する社会福祉法人「くれない学園」は20日、前副園長の男性(54)が同学園の資金を不正に流用して商品先物取引に投資し、計3億7千万円の損害が出たと発表した。学園によると、前副園長は流用を認めたうえで「保育所の資金を増やしたかった」と話しているという。同法人は近く刑事告訴する方針。

 流用の期間は2002年度~15年度。前副園長は5500万円を返したが、残り3億1500万円は返済できない見込みという。同学園は年間の運営資金約2億円の大半を市から受け取る運営費でまかなっており、発覚の端緒は14年の市の指導監査だった。同学園が設けた調査委員会は報告書で「強力な指導監査を行わなかった市にも重大な責任がある」と指摘した。