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 沖縄県東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場の22日の返還式典をめぐり、菅義偉官房長官は21日午前の記者会見で、沖縄県の翁長雄志知事が欠席することを批判した。翁長氏が年内返還を「歓迎する」といったん評価した後に取り消したとし、「そんなに軽い話ではない」と不快感をあらわにした。

 翁長氏は10月、菅氏との会談で北部訓練場の年内返還をめざすという政府方針を伝えられた直後、記者団に「歓迎する」と発言。だが、支持者らから疑問の声が上がり、「(表現が)不適切だった」と釈明した経緯がある。翁長氏は20日の記者会見で、22日に名護市である北部訓練場の返還式典は欠席し、同日開催される米軍輸送機オスプレイの事故に対する抗議集会に出席することを表明した。

 菅氏は会見で、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐる訴訟で、県の敗訴が確定したことにも触れ、「裁判が確定したら、誠実に対応する。それに尽きる」と述べ、移設に協力するよう翁長氏に求めた。