【動画】JR石勝線と根室線の一部区間が4カ月ぶりに復活=白井伸洋撮影
[PR]

 北海道を8月下旬に襲った台風10号で橋が流されて不通になっていたJR石勝(せきしょう)線と根室線の一部区間が22日、始発から運転を再開した。札幌と帯広・釧路を結ぶ道内の大動脈が約4カ月ぶりに復活した。

 両線にまたがるトマム―芽室(めむろ)間が寸断され、JR北海道は代行バスを走らせたが、十勝地方の9月の外国人宿泊客数は前年同月より約3割減った。農産物を本州へ運ぶ貨物列車も運行できず、観光や物流への影響が全国に及んだ。復旧工事を急ぎ年末年始の帰省ラッシュに間に合わせた。

 午前7時すぎ、帯広発の特急「スーパーとかち」が、新たに架け替えられた下新得川(しもしんとくがわ)橋(新得町)を通って札幌に向かった。始発の特急が到着する帯広などの主な駅で歓迎イベントが開かれた。

 一方、台風被害を受けた根室線の東鹿越(ひがししかごえ)―新得間は復旧のメドが立たず、JR北は同区間を含む富良野―新得間を「単独では維持困難」とし、バスへの転換などを検討している。(池田敏行)